ことわざの窓: ことわざ わ行

綿に茶碗(わたにちゃわん)

【意味】

相手が投げた茶碗を綿で受け止めるように、相手が言ったきつい言葉を柔らかく受け止めて事を荒立てないようにすること。

【所見】

いや〜、こうありたいものですね。相手の言い方がきついと、ついつい言い返したくなって「売り言葉に買い言葉」で、良い結果を招くことはあまりないですからねぇ。「物は言いよう」とは良く言ったものです。
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わざをする者は必ず黙る(わざをするものはかならずだまる)

【意味】

わざ(この場合は、わざわい=禍のこと)をもたらす者は、普段は黙っている者に多いということ。

【所見】

いや〜、怖いですねぇ!でも実際に、「あいつはいつも黙っていて、何を考えているのか良くわからない。」とか、「あいつはいつも大人しいなぁ。」なんて言われる人が、いきなりとんでもないことをしでかすことってありますからねぇ。
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禍を転じて福と為す(わざわいをてんじてふくとなす)

【意味】

身に降りかかって来た禍を上手く利用したり、それを教訓として喜ばしいことになるようにすること。

【所見】

災難が降りかかって来たときの対処の仕方ひとつで、さらにそれを申告なものにしてしまったり、あるいは本当に上手く取り計らうことで好転させたりすることっていうのは、自分を含めて日常的に良くあることだと思います。運任せだけでは、やはり駄目ですよね。
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わざくれも三年(わざくれもさんねん)

【意味】

自暴自棄になっていいかげんな言動(わざくれ)ばかりをしていると、その内に誰も相手をしなくなるということ。いいかげんな言動ばかりをしていても、長い間には役に立つこともあるという逆の意味もある。

【所見】

他人のいいかげんな発言の中にも、自分が求める答えのヒントになるようなことってあったりしますね。まぁ、その人がいいかげんな事ばかり言う人だったら、確かに相手にしませんけど・・・(^^;。
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我が身を抓って人の痛さを知れ(わがみをつねってひとのいたさをしれ)

【意味】

自分が苦痛に思うことは、他の人にとっても苦痛である。自分の身に照らして、人のことを思いやるのが良いという譬え。

【所見】

このことわざが実践できる人ばかりなら、世の中はもっと住みやすくなるでしょうね。でも、全ての人ができるわけではないからこそ、ことわざとして今も語られているのだと思います。逆説的ですが・・・(^^;。
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