ことわざの窓: ことわざ な行

長い浮世に短い命(ながいうきよにみじかいいのち)

【意味】

この世が延々と存在するのに対し、人の命ははかなく短いということから、寿命があるうちに出来ることは知れているとか、どうせ短い命なら好きなことをして過ごした方が良いということを指す。

【所見】

自分的には、後者の意味で使う方が好きですねぇ。でも、この世に、一生好きなことだけをして過ごせる人が何人いることやら・・・。しかし、”夢”ですよねぇ(^^;。
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苗に従って地を弁ず(なえにしたがってちをべんず)

【意味】

苗の成長具合を見て、その土地の肥え具合を知る。転じて、人の言葉を聞いて、その人間性や心理をはかること。

【所見】

人によって特定の言葉を頻繁に使ったり、丁寧な言葉遣いだったり、逆に横柄な言葉遣いだったり。喋り方というのは、ホントに様々ですね。その人自身は、それほど意識していないんでしょうけど、そういうところに人間性って現れるんですよね。
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泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)

【意味】

たとえ寵愛している者であっても、規律を守り統制を図るため、違反者は敢えて処罰すること。

※三国志の英雄『諸葛孔明』が、軍規に違反して大敗を喫した腹心の馬謖を、涙をふるって処刑したことに由来する

【所見】

厳しいですねぇ〜。でも、もし孔明が馬謖を許していたら、全軍の統制は図れたでしょうか?これは、どんな組織にも通じる原則だと思います。だから、情状酌量の余地を期待してはいけません・・・か?(^^;
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無い袖は振れぬ(ないそではふれぬ)

【意味】

袖を振って歩こうにも、袖がなくては振りようがない。実際にしようと思っても、そのものが無くてしようがないこと。

【所見】

賄賂のことを『袖の下』なんて言ったりするように、昔は財布を袖に入れていたことなどから、お金がなくて何ともならない時に、このことわざが多く使われるようになったんでしょうね。
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無いが極楽、知らぬが仏(ないがごくらく、しらぬがほとけ)

【意味】

ものが無い暮らししか知らず、贅沢を知らないのであれば、欲が満たされないことに悩むようなことがない。また、物事を知らなければ、そのことを知ったばかりに、悩まされるようなこともない。つまり、何でも豊富な方が良いとは限らないということ。

【所見】

このことわざも言いえて妙ですね。何でも、あったらあったで悩むことを、よく『贅沢な悩み』なんて言ったりしますが、でも、たまには「贅沢な悩みだね〜。」なんて、人に言われる話をしてみたい気はします(^^;。
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