ことわざの窓: ことわざ た行

台座後光を失う(だいざごこうをうしなう)

【意味】

仏像から台座や後光を取り去ってしまうと、その仏像の威厳がまるでなくなってしまう。転じて、面目がまるつぶれになること、現在の地位を失うことを指す。「台座後光を仕舞う」とも。

【所見】

失うような台座や後光のある人が、もしこうなったとしたら気の毒ですよね。でも、このことわざって、なんだか”ばち”が当たりそうな表現だと思いませんか(^^;?
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太鼓も桴の当たりよう(たいこもばちのあたりよう)

【意味】

太鼓をたたいたときの音の大小や良し悪しは、桴の当て方ひとつによって変わるものである。人と相対するとき、やり方次第で相手の態度が変わってくるものであるという譬え

【所見】

まさに、その通り!自分の思うような反応を相手に求めるなら、やはりその相手に合ったやり方にしないと・・・。でもどうやっても、ちゃんと反応してくれない人はどうしたらいいんでしょうか?
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大功を成す者は衆に謀らず(たいこうをなすものはしゅうにはからず)

【意味】

大きな物事を成し遂げる者は、大勢の意見を聞いたり相談したりして物事を運ぶようなことはしない。立派な指導者というのは、周囲の様々な意見に惑わされず、自分の考えで決断するものだということ。

【所見】

周囲の人にワンマンだと評される人に案外成功者が多かったりするのは、やっぱりこういうことがあるからなんでしょうね。裏を返せば、ワンマンを通して物事を成功させるだけの自信と実力が備わっているからこそ、こういったことが言えるということもありますよね。
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大巧は巧術無し(たいこうはこうじゅつなし)

【意味】

ものごとに真に巧みな人というのは、技を使っているようには見せない。いかにもそれと分かるような技を使っているようでは、まだまだ未熟者であるということ。

【所見】

どんな技術も覚え立てというのはやはりぎこちないもので、上手くいったとしても安心して見ていられません。でも熟練になると、複雑な作業をいとも簡単にこなしているように見えるから不思議です。そういうのを、ホントの「匠の技」って言うんでしょうね。
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大軍に関所無し(たいぐんにせきしょなし)

【意味】

大軍に攻められたなら、どんな関門があったにしても攻め込まれてしまう。多勢に攻められたなら、防ぎようがないということ。「大軍に切所(せっしょ)無し」とも言う。

※切所とは、戦略上の重要な地点のこと。要害。

【所見】

「無勢に多勢とは卑怯な!」というようなことを言っている暇もなく、あえなく陥落・・・。というような状況は、現代社会でもあることですよね。もし、攻められる側にいたら「負けるが勝ち」となることを祈りましょう(^^;。
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