ことわざの窓: ことわざ さ行

杯に推参無し(さかずきにすいさんなし)

【意味】

酒の席での推参(押し掛けること、無礼な振る舞いの意)は無い。つまり、酒の席では身分の隔たりなく、酒を勧めあうのが良いということ。

【所見】

上司を交えた酒宴で「今日は無礼講だ!」って言われて、調子に乗って羽目を外した翌日に、そのことで注意されるようなことがあったら、是非使ってみたいことわざですねぇ!(^^;
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竿竹で星をかつ(さおだけでほしをかつ)

【意味】

竿竹で、天空の星をたたき落とそうとすること。転じて、不可能とも知らず、愚かな行為をすること。

【所見】

無知がゆえに出来そうに思えたりすることっていうのは、誰にでもあることですよね。でも、いろいろ知りすぎると、却って慎重になりすぎて進めない場合もあるんですよね、これが・・・(^^;。
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歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)

【意味】

時の流れは、人を待ってはくれない。時は刻々と過ぎ去ってしまうものだ。

【所見】

「仕事が忙しい時ほど・・・」というと聞こえが良いんですが(^^;)、遊んでいて楽しい時ほど、時間が経つのは早く感じるものですよね。逆に暇だと、時間は一向に進んでくれません。皮肉なものです。
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災害は忘れたころにやって来る(さいがいはわすれたころにやってくる)

【意味】

災害に対しては、普段から備えをしておくことが重要だが、災害が来ないまま、その備えに対しての心構えが緩んだころに限って、災害というものはやって来るものだ。

【所見】

普段から気を付けていれば大事に至らないのに、いつも何か起こってから、それに対する厳しい対策がとられる。最初は良いが、また時間が経つとその対策も形骸化してしまう。世の中、何事もその繰り返しで、昔から変わってないですよね・・・(^^;。
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塞翁が馬(さいおうがうま)

【意味】

人生においては、不幸がいつ幸福の元となるのか、また反対に幸福がいつ不幸の元になるのかわからない。人の運というのは予測できず、一喜一憂しても意味がないことを指す。「人間万事塞翁が馬」とも言う。

※塞翁と呼ばれる人物の馬が突然逃げたが、その馬が別の馬を連れて帰ってきた。やがて、その二頭の馬に子ができたが、塞翁の息子がその馬から落ちて足を折った。しかし、そのために息子は戦場へ行かずに済み、命拾いをしたという中国の故事による

【所見】

まさに、その通り!世の中、幸福に恵まれる人、不幸に遭遇する人、いろいろですよね・・・。個人の生活においても山あり谷ありなんですが、でも、それに一喜一憂するのも人の常だと思います。
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