ことわざの窓: ことわざ か行

金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)

【意味】

金銭の授受が伴わなくなったときが関係の切れるとき。遊女と客、商人と客との関係など、一見親しそうに見える間柄も実は金銭の授受によってのみ成り立っているものであって、それがなくなったとたんに関係が切れてしまうことを言う。

【所見】

ちょっと寂しいなぁとは思いながら、現実はそんなものかもと思えることわざですね。もちろん、そういった場合が全てというわけではありませんが、当てはまるケースを体験した人も多いのでは?
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金に糸目を付けぬ(かねにいとめをつけぬ)

【意味】

ある事を成し遂げるために、惜しげもなく金を使う様子。

※「糸目」とは、凧がバランス良く風を受けられるように引き締めるための糸のこと。その糸がないと、凧がうまく制御できず、勝手に飛んでいってしまうことに譬えている

【所見】

ドラマや時代劇などの台詞でよく使われる言葉で、意味を知ってはいても、「糸目」の元来の意味を知っている人は少ないかもしれませんね。「糸目ってなんだろう?」と思われていた方、これですっきりしたんじゃありません?
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金と女は外へ預けるな(かねとおんなはほかへあずけるな)

【意味】

金銭や女は他人に預けるようなことをすると、預かった者がついつい手を出してしまう誘惑の多いものだから、他人に預けるものではないということ。

【所見】

このことわざを最初に知ったとき、金銭はともかくとして、女を外へ預けるというのは、どういう想定なのかと思いましたが、考えてみたら、昔は女中奉公なんかがあったりしたんですよね。時代劇なんかでも、大店の旦那が女中に・・・なんていうシーンがありますね(^^;。
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叶わぬ恋に心を尽くすより犬猫を飼え(かなわぬこいにこころをつくすよりいぬねこをかえ)

【意味】

叶わぬ恋にいろいろ思い悩んで心痛をわずらうより、飼い主の愛情に応えてくれる犬や猫を飼った方がましである。愚かなことにいつまでも心を痛めるのは、馬鹿げていることの譬え。

【所見】

いや〜、切ないですねぇ。馬鹿げていると頭では分かっていても、そうは簡単に諦められないのが恋だと思います。犬や猫を飼ったところで、その想いを断ち切るのは難しい気がしませんか?
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金槌の川流れ(かなづちのかわながれ)

【意味】

金槌を川に投げ入れると、頭の部分が重さのため下になったままになることから、一生うだつのあがらない様を譬えて言う。

【所見】

なんか、人情物の時代小説に出てくる登場人物の形容みたいですが、現実にこういった人がいるのも事実ですよねぇ。なんて、あまり人のことは言えないかも・・・(^^;。
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